地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2025-0200

発表題目 レーザ積層造形法により作製したCu-V合金の特性
発表者名 ○内田 壮平、木村 貴広、尾﨑 友厚、岡本 明、中本 貴之
発表会名 粉体粉末冶金協会 2025年度秋季大会(第136回講演大会)
発表日

2025/10/30

概要


レーザ積層造形したCu-Cr合金、Cu-Cr-Zr合金などにおいて、Cr、Zrなどの合金元素がCuに過飽和固溶し、その後の熱処理により析出強化を起こすことが知られている。そこで、Vによる析出強化をねらいCu-V合金粉末を用いてレーザ積層造形試料を作製した。400°C~800°Cの熱処理により造形試料の導電率の向上がみられ、また、500°C~600°Cの熱処理によりビッカース硬さの向上がみられた。TEM観察において確認された熱処理後のVの微細析出が導電率の向上と析出強化を引き起こすことが示唆された。