地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2025-0052

発表題目 サブテラヘルツ帯BIC共振器における形状誤差の影響評価
発表者名 ○近藤 裕佑、村上修一、他
発表会名 第86回応用物理学会秋季学術講演会
発表日

2025/9/7

概要


本研究では、Bound State in the Continuum(BIC)を用いた高Q値フォトニックキャビティのテラヘルツ帯への応用を目指し、シリコン基板上の二層フォトニック結晶共振器構造を対象に、Γ点BICのQ値および共振特性をRCWA法により評価した。サブテラへルツ帯に共振周波数を持つ構造を設計し、層間距離の変化による透過スペクトルを解析した結果、非対称なFano共鳴とBICの存在を確認した。この基本構造をもとに穴位置のずれ・孔径公差・孔径の厚み方向変化といった加工誤差に対する感度解析を行い、共振周波数やQ値への影響を定量的に評価した。