| 発表題目 |
緩衝係数を用いた緩衝設計時における加速度応答から見る問題点 |
| 発表者名 |
○堀口 翔伍、津田 和城、細山 亮 |
| 発表会名 |
日本包装学会第34回年次大会 |
| 発表日 |
2025/8/28
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概要
緩衝係数は材料の異なる緩衝材間における緩衝性能の評価指標として活用されている。また、緩衝係数を用いた緩衝設計手法も確立されており、緩衝係数から緩衝材厚さの設計が可能とされている。しかし、従来の設計法は製品への入力加速度を基準としており、加速度応答は加味されていない。緩衝係数は荷重変位曲線に依存し、荷重変位曲線が変わると衝撃波形が変わり加速度応答にも影響を与える。そのため、緩衝係数が異なると加速度応答も異なり、設計時に意図しない破損や過剰包装を引き起こす危険性がある。そこで、緩衝係数と加速度応答の関係性について、数種類の荷重変位曲線を仮定してシミュレーションにて評価した。その結果、緩衝係数が小さくなるほど加速度応答が大きくなるため設計意図とは異なる影響を与えることが示唆されたので報告する。