| 発表題目 |
Partial Discharge Measurement and Signal Analysis Using Three Types of Sensors |
| 発表者名 |
○津屋 朋花、岩田 晋弥、木谷 亮太、他 |
| 発表会名 |
The 24th International Symposium on High Voltage Engineering (ISH2025) |
| 発表日 |
2025/8/27
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概要
部分放電(PD)の診断は高電圧機器の劣化評価と信頼性確保に不可欠である。PD検出にはTEV、HFCT、AEセンサが用いられるが、印加電圧と放電電荷の関係は十分に明らかでない。本研究では、ポリマー絶縁試料を用いた実験により、放電電荷と各センサ出力の関係を調査した。針ー平板電極に正弦波電圧を印加し、得られた信号を解析した結果、感度はHFCTが最も高く、次いでTEV、AEの順であった。また、TEVとHFCTは放電電荷に比例した応答を示す一方、AEは放電電荷量が大きくなると非線形性を示した。さらに位置推定精度はAEがTEVを上回った。これらの結果から、複数センサを組み合わせた診断・位置標定精度向上の可能性が示された。