| 発表題目 |
Analysis of Q(t) Measurement Data using a 2nd-order Time-dependent circuit model |
| 発表者名 |
○木谷 亮太、岩田 晋弥、津屋 朋花 |
| 発表会名 |
The 24th International Symposium on High Voltage Engineering (ISH2025) |
| 発表日 |
2025/8/26
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概要
Q(t)メータ―のデータ評価に際して、等価回路モデルの利用が挙げられるが、材料内の空間電荷に関する表現方法を含め発展途上である。本研究では、抵抗と静電容量に時間依存性を持たせた2階常微分方程式モデル(提案モデル)を作成し総当たり的に時間依存項の係数を求め、各パラメータを得た。その結果、過去作成した3並列モデルと比べてフィッティング能力が向上した。他方で、ノイズ付与シミュレーションの結果、提案モデルは誤差に対し3並列モデルより固く、実験誤差を再現できなかった。このことから、より正確に絶縁材料の材料特性を等価回路モデルで表現するためには3並列時間依存など、さらに複雑なモデルが必要であると分かった。