地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2025-0142

発表題目 Analysis of Q(t) Measurement Data using a 2nd-order Time-dependent circuit model
発表者名 ○木谷 亮太、岩田 晋弥、津屋 朋花
発表会名 The 24th International Symposium on High Voltage Engineering (ISH2025)
発表日

2025/8/26

概要


Q(t)メータ―のデータ評価に際して、等価回路モデルの利用が挙げられるが、材料内の空間電荷に関する表現方法を含め発展途上である。本研究では、抵抗と静電容量に時間依存性を持たせた2階常微分方程式モデル(提案モデル)を作成し総当たり的に時間依存項の係数を求め、各パラメータを得た。その結果、過去作成した3並列モデルと比べてフィッティング能力が向上した。他方で、ノイズ付与シミュレーションの結果、提案モデルは誤差に対し3並列モデルより固く、実験誤差を再現できなかった。このことから、より正確に絶縁材料の材料特性を等価回路モデルで表現するためには3並列時間依存など、さらに複雑なモデルが必要であると分かった。