地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2025-0020

発表題目 X線二軸傾斜法による深さ方向残留応力勾配の推定
発表者名 ○小栗泰造、田中努、他
発表会名 第59回X線材料強度に関するシンポジウム
発表日

2025/7/25

概要


残留応力が深さ方向に急激に変化している場合,その応力勾配の大きさは,sin^2ψ線図の非線形性を逆解析することにより求めることができる.しかし,鉄鋼材料のようなX線有効侵入深さが浅い材料の場合,明瞭な非線形性を確認できるところまで入射X線を傾けることは,一般の測定装置では困難である.そこで,一般の測定装置でも実施可能な応力勾配推定法として,X線二軸傾斜法(並傾法と側傾法を併用する方法)を考案した.測定方法の内容と,それを鋼のショットピーニング処理面に適用した結果を報告する.